太りたいのに体が硬いからって、太れないわけではありません。
バレリーナもお相撲さんも体は柔らかいですが、体型はまるで異なります。柔軟性は体重に比例していないのがわかります。
そもそも体が硬いというのは、関節が硬いのではなく筋肉が硬いということです。
ある健康番組では、「筋肉が硬いと筋肉の活動量が小さいために筋肉が十分使われず、脂肪が効率よく燃えません。したがって、体が柔らければ基礎代謝が高まり、痩せやすい体になります」と報じられていました。
視聴率のためか、何でもかんでも「痩せる」に結びつけるのは良くありません。
実は体が硬くて、一番損することは健康に悪いということです。
日常生活においても、体が硬いと筋肉の伸縮を妨げてしまい、関節の動きも悪くなります。
積み重なると体の別の箇所に重圧がかかるようになり、痛みを伴うようになります。これが関節痛や腰痛の原因の1つです。
単純に肩関節が硬ければ、肩が凝りやすくなります。股関節や足関節が硬ければ、腰痛や膝痛の原因になります。
さらに硬くなっている筋肉への血流が悪くなっていきます。
血流が悪くなるということは新陳代謝も悪くなっており、疲労を蓄積しやすい状況になっています。
体の柔らかさは全身を支える骨格を無理なく動かしていくために必要であり、体の健康を維持するために意識しなければならないことです。
体が硬くてもストレッチを続けていけば、確実に体は柔らかくなります。
私もロボットのように体が硬いのですが、ストレッチを続けたおかげで幾分良くなりました。
ストレッチのやり方はたくさんあります。学校でも習いますし、無意識のうちに背伸びをしたりするのも筋肉を伸ばすストレッチです。
特にストレッチで重要なのは呼吸と温度です。
伸ばしている間は積極的に息をします。息を止めると逆効果で乳酸を溜めてしまいますので、意識して呼吸をしましょう。
また、風呂あがりの柔軟が効果的と言われているのは、体が暖まっているからです。
夏はいつやっても構いませんが、冬は体温が高くて、筋肉がほぐれている風呂あがりや筋トレ後がベストです。体が冷たいのにストレッチをすると、逆に筋繊維を痛める可能性もあります。
ストレッチは筋トレと違い、毎日やっても良いことです。
痛くて気持ち良い体勢で静止・・・それを繰り返すことで段々と筋肉が伸びてきて、次第に痛みが消えていきます。
勢いを付けたり、痛過ぎるストレッチですと、効果なしの三日坊主になりやすいです。
太りたい方はお腹を空かせるための適度な運動、トレーニングのケガの防止策としてもストレッチは欠かせません。体が柔らかいことで健康になっていくのを実感しながら、一緒に太る方法を進めていきましょう。
痩せ過ぎに起こる体調不良
食べる質を変えて太る方法
CIRCUS 2009年8月号